自然感染に近い状態で免疫をつける

ワクチンとは、人などに摂取して、感染症の予防に用いる医薬品のことです。

いろいろな感染症の原因となる細菌やウィルスの病原性を弱めたり、それらの毒素を無毒化したりするものです。

生後2ヶ月くらいから2歳の誕生日を迎えるまでに、多くの病気を防ぐワクチン接種がすすめられてるのが現状です。

小さな赤ちゃんを、怖い感染症から守るために、ワクチン接種は非常に有効な方法となっています。

ワクチンを接種すると、体の中では、細菌やウィルスに対抗するための「免疫グロブリン」という抗体が作られ、白血球が子の細菌やウィルスは敵であるということを認識します。

本当に病原性を持つ細菌やウィルスに感染した時には、集中的に敵を排除してくれるので、感染予防・発症予防・重症化予防が、接種によって可能となるわけです。

ここでは、ワクチンの種類について、ご紹介します。

含有される病原体などの状況によって、トキソイド・不活性・生ワクチンの3つに分けられます。

トキソイドは、強い毒素を生み出す細菌の毒素だけを取り出し、無毒化したものであり、細菌に感染した時には、毒素による発病を防ぐことができます。

不活性については、病原性を消失させたり、毒素を無毒化したものであり、体内で病原体が増えることがなく、発熱などの副作用が少ないという特徴があります。

トキソイドと不活性に関しては、2回~4回の接種が必要となります。

最後に、生ワクチンについては、病原性を弱めたウィルスや細菌を接種し、それらが体内で増殖することによって、免疫力をつけるというものです。

自然感染に近い状態で、免疫をつけることができるという特徴があります。

今までは1回接種で有効といわれていましたが、最近では、麻しんや風疹のように、ある程度の間隔をあけて2回の接種がすすめられる場合もあります。

また、3種類のほかに、そのうちの2種類以上を混合したタイプも存在します。

ワクチン接種は、国連の世界保健機構(WHO)を中心にして、世界中で推進されています。

欧米においては、多くの科学的な調査が行なわれており、安全性が証明されています。

接種した後の副作用をこわいと感じる方も少なくないのですが、実際には、接種した場所が赤く腫れたり、少し熱が出る程度の軽い副作用がほとんどです。

接種した時の副作用と、接種しないでその病気にかかった場合の危険性を考慮した場合、接種しないで重症化した場合の方が、リスクは高いということはいえます。